「旅行のためにお金を貯めたいけど、なかなか貯まらない」「旅行積立とは何か、どういう仕組み?」そんな疑問をお持ちの方へ。旅行積立は銀行預金より高い利率で旅行資金を貯められる便利なサービスです。
この記事では、旅行積立の仕組み、メリット・デメリット、主要サービスの比較、始め方までを初心者向けにわかりやすく解説します。
旅行積立とは?
旅行積立とは、旅行会社や航空会社が提供する「旅行専用の積立サービス」です。毎月一定額を積み立てると、満期時に積立額に上乗せされた金額(サービス額)を旅行資金として受け取れます。
簡単に言えば、銀行預金より利率が高い旅行専用の貯金です。
基本的な仕組み
旅行積立の基本的な流れを見てみましょう。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 申込 | 旅行会社・航空会社のサービスに申込 |
| 2. 積立 | 毎月一定額を自動引き落とし |
| 3. 満期 | 積立額+サービス額を旅行券で受取 |
| 4. 利用 | 旅行券で旅行商品を購入 |
例えば、月1万円を12ヶ月積み立てると、総額12万円に加えて数千円のサービス額が上乗せされ、12万数千円分の旅行券がもらえる仕組みです。
利率(サービス額率)の目安
2026年現在の主要サービスの利率は以下の通りです。
| サービス | 年利(サービス額率) |
|---|---|
| ANA旅行積立 | 最大3% |
| JTBたびたびバンク | 1.75% |
| JAL旅行積立 | 2.5% |
| JCBトラベル | 2%前後 |
銀行の普通預金が0.001%程度であることを考えると、かなり高い利率です。ただし、これは「旅行券」として受け取る場合の利率であり、現金では受け取れない点に注意が必要です。

旅行積立のメリット
旅行積立には複数のメリットがあります。
1. 銀行預金より高利率
最大のメリットは利率の高さです。銀行預金の数百倍から数千倍の利率でお金を増やせます。
具体的な比較をしてみましょう。
| 積立方法 | 年利 | 12万円を1年積立した場合 |
|---|---|---|
| 普通預金 | 0.001% | 約12万1円 |
| 定期預金 | 0.1% | 約12万120円 |
| 旅行積立 | 2% | 約12万2,400円 |
| 旅行積立 | 3% | 約12万3,600円 |
旅行に使う前提であれば、銀行に預けるより旅行積立の方がお得です。
2. 強制的に貯められる
毎月自動引き落としで積み立てられるため、「つい使ってしまう」ことを防げます。旅行のために確実にお金を確保したい人には効果的です。
3. 目標を持って貯金できる
「来年の夏休みにハワイに行く」など、具体的な目標に向けて計画的に貯金できます。目標があると貯金のモチベーションも上がります。
4. ボーナス一括払いも可能
毎月の積立だけでなく、ボーナス時の一括払いに対応しているサービスもあります。自分のスタイルに合わせた積立が可能です。
旅行積立のデメリット
一方で、旅行積立にはデメリットや注意点もあります。
1. 使い道が限定される
受け取るのは「旅行券」であり、現金ではありません。そのサービス提供会社の旅行商品にしか使えないため、使い道が限定されます。
| サービス | 利用可能な旅行商品 |
|---|---|
| ANA旅行積立 | ANAツアー、ANA航空券など |
| JTBたびたびバンク | JTBの旅行商品 |
| JAL旅行積立 | JALツアー、JAL航空券など |
「最安値のプランを探して自由に予約したい」という人には向いていません。
2. 途中解約すると損
満期前に解約すると、サービス額(利息に相当する部分)がもらえないケースが多いです。急な出費で解約することになると、メリットを受けられません。
3. 会社が倒産するリスク
旅行積立は預金保険の対象外です。万が一サービス提供会社が倒産した場合、積立金が戻ってこないリスクがあります。大手企業であれば心配は少ないですが、リスクとして認識しておく必要があります。
4. 利率が実質的には低い
「年利3%」と聞くと高く感じますが、実際の計算方法には注意が必要です。
例えば、12ヶ月の積立で年利3%の場合を考えます。
| 月 | 積立額 | 実際に積立期間 |
|---|---|---|
| 1月目 | 1万円 | 12ヶ月 |
| 6月目 | 1万円 | 7ヶ月 |
| 12月目 | 1万円 | 1ヶ月 |
最初に積み立てたお金は12ヶ月分の利息がつきますが、最後に積み立てたお金は1ヶ月分しか利息がつきません。そのため、実質的な利率は表示の半分程度になります。

主要な旅行積立サービス比較
主要な旅行積立サービスを比較します。
ANA旅行積立プラン
ANAが提供する旅行積立サービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利率 | 最大3% |
| 最低積立額 | 月3,000円〜 |
| 積立期間 | 6ヶ月〜5年 |
| 利用先 | ANAツアー、ANA航空券など |
ANAを頻繁に利用する方におすすめです。マイルも別途貯まるため、ANA派には最適な選択肢です。
関連記事: ANA旅行積立の詳細レビュー
JTBたびたびバンク
JTBが提供する旅行積立サービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利率 | 1.75% |
| 最低積立額 | 月5,000円〜 |
| 積立期間 | 自由設定 |
| 利用先 | JTBの旅行商品全般 |
JTBは取扱商品が豊富なため、様々な旅行に使いやすいメリットがあります。
関連記事: JTBたびたびバンクの詳細レビュー
JAL旅行積立
JALが提供する旅行積立サービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利率 | 2.5% |
| 最低積立額 | 月3,000円〜 |
| 積立期間 | 6ヶ月〜5年 |
| 利用先 | JALツアー、JAL航空券など |
JALを頻繁に利用する方に向いています。JALマイルとの併用で、さらにお得に旅行できます。
関連記事: JAL旅行積立の詳細レビュー
サービス比較まとめ
| サービス | 利率 | 特徴 |
|---|---|---|
| ANA | 最大3% | 利率が最も高い、ANA限定 |
| JTB | 1.75% | 商品の選択肢が豊富 |
| JAL | 2.5% | バランスが良い、JAL限定 |
自分がよく使う旅行会社や航空会社で選ぶのが基本です。
旅行積立の始め方
旅行積立を始める手順を解説します。
ステップ1: サービスを選ぶ
まず、どのサービスを利用するか決めます。選ぶポイントは以下の通りです。
| 選ぶポイント | 考え方 |
|---|---|
| よく使う会社 | ANA派ならANA、JAL派ならJAL |
| 利率 | 高いほど得だが、使い勝手も考慮 |
| 最低積立額 | 無理のない金額から始める |
| 積立期間 | 旅行予定に合わせる |
ステップ2: 申し込む
各サービスのウェブサイトまたは店頭で申し込みます。必要な情報は以下の通りです。
| 必要情報 | 内容 |
|---|---|
| 個人情報 | 氏名、住所、連絡先 |
| 積立金額 | 月々の積立額 |
| 積立期間 | 何ヶ月積み立てるか |
| 引き落とし口座 | 銀行口座情報 |
ステップ3: 積立開始
申込後、毎月指定日に自動で引き落としが始まります。特に何もしなくても、自動的に積立が進みます。
ステップ4: 満期・利用
積立期間が終了すると、旅行券(またはポイント)が発行されます。これを使って旅行商品を予約・購入します。

旅行積立以外の選択肢
旅行積立にはデメリットもあるため、他の選択肢も検討する価値があります。
1. 銀行の目的別口座
銀行によっては「旅行用」などの目的別口座を作れます。利率は低いですが、自由に使えるメリットがあります。
2. クレジットカードのポイント
旅行系クレジットカードでポイントを貯め、マイルや旅行券に交換する方法です。普段の買い物でも貯まるため、追加の負担がありません。
3. 会員制旅行サービス
月額会費を払う代わりに、旅行商品を卸売価格で購入できるサービスです。使い道が限定されず、旅行頻度が高い人ほどメリットが大きくなります。
| 比較項目 | 旅行積立 | 会員制サービス |
|---|---|---|
| 仕組み | 積立金に利息 | 卸売価格で予約 |
| 利率/割引 | 1.75〜3% | 20〜80%OFF |
| 使い道 | 特定会社のみ | 200万軒以上のホテル |
| 向いている人 | 特定会社利用者 | 旅行頻度が高い人 |
旅行頻度が高い方は、会員制サービスの方が節約効果が大きい場合があります。
関連記事: 会員制旅行サービスの詳細を見る
まとめ
旅行積立は、旅行のために計画的にお金を貯めたい人に適したサービスです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 仕組み | 積立額+サービス額を旅行券で受取 |
| 利率 | 1.75〜3%(銀行預金より高い) |
| メリット | 高利率、強制貯金、目標を持てる |
| デメリット | 使い道限定、途中解約で損 |
旅行積立が向いているのは、特定の航空会社や旅行会社をよく使う人です。一方、自由に最安値を探したい人や旅行頻度が高い人は、会員制旅行サービスも検討してみてください。
Q. 旅行積立はどこがおすすめ?
よく使う航空会社・旅行会社で選ぶのがベストです。ANA派ならANA、JAL派ならJAL、特にこだわりがなければJTBが商品の幅が広くておすすめです。
Q. 最低いくらから始められる?
多くのサービスで月3,000円〜5,000円から始められます。まずは無理のない金額からスタートしましょう。
Q. 途中で解約したらどうなる?
サービス額(利息部分)がもらえなくなりますが、元本は返金されるケースが多いです。詳細は各サービスの規約を確認してください。
Q. 複数のサービスを併用できる?
はい、複数のサービスを同時に利用できます。ただし、管理が複雑になるため、1〜2社に絞るのがおすすめです。
Q. 旅行積立より得な方法はある?
旅行頻度が高い方は、会員制旅行サービスの方が節約効果が大きい場合があります。年間の旅行費用と比較して検討してみてください。