「旅行のためにコツコツ積み立てたい」「どの旅行積立サービスが一番お得なの?」と悩んでいませんか?2026年現在、JAL e旅計画やJTBたびたびバンクなど複数のサービスがありますが、還元率や使い勝手は大きく異なります。なお、ANA旅行積立は2025年3月31日で新規受付を終了しました。この記事では、現在利用可能な旅行積立サービスを徹底比較し、あなたに最適な選択肢を提案します。

旅行積立とは?基本の仕組みを解説

旅行積立とは、毎月一定額を積み立てて旅行資金を貯める金融サービスです。銀行の定期預金とは異なり、各旅行会社や航空会社が提供しており、満期時に積立額に上乗せした「サービス額」が付与される仕組みになっています。

通常の銀行預金の金利が0.001%〜0.1%程度にとどまる中、旅行積立は年利換算で1.75%〜3%と高い還元率を誇ります。ただし、貯まったお金は現金ではなく、その会社の旅行商品やサービスにしか使えないという制約があります。

旅行積立の基本的な特徴は以下の通りです。

項目 内容
積立方法 毎月定額 or 一括払い
積立期間 6ヶ月〜5年程度
還元率 年利1.75%〜3%
受取方法 旅行券・ポイント等
利用制限 提供会社の商品のみ

一般的な銀行預金と比べると、還元率は数十倍〜数百倍にもなります。しかし、「旅行に使う」という目的が明確に決まっている人向けのサービスであり、自由度は限られる点に注意が必要です。

主要4社の旅行積立を徹底比較

2026年現在、日本で利用できる主要な旅行積立サービスを比較します。ANA旅行積立は2025年3月31日で新規受付を終了しましたが、JALは新サービス「JAL e旅計画」を2024年12月から提供開始しています。

各サービスの基本スペックを比較すると、以下のようになります。

サービス名 サービス額 最低積立額 利用先 備考
JAL e旅計画 5%(満期時) 5,000円/月 JAL商品 2024年12月〜 受付中
JTBたびたびバンク 年利1.75% 5,000円/月 JTB商品のみ 受付中
JCBトラベル旅行積立 最大3.0%(初回) 10,000円/月 JCBトラベル商品 受付中
ANA旅行積立プラン 最大3.0% 3,000円/月 ANA商品のみ 2025年3月 新規終了

ANA旅行積立は年利3%と魅力的でしたが、既に新規申込みができません。一方、JALは新サービスを開始し、サービス額5%という高還元で注目を集めています。

JAL e旅計画(2024年12月〜新サービス)

JALは従来の紙の旅行券を発行する旅行積立(2023年2月終了)に代わり、2024年12月から「JAL e旅計画」をスタートしました。スマホで申込みから利用まで完結するデジタル版の積立サービスです。

満期時に積立額の5%分のサービス額がプラスされた「積立ポイント」が付与され、これを「e JALポイント」に交換してJAL航空券やJALPAKツアーの購入に使えます。積立期間は6〜60ヶ月から選択可能です。

ANA旅行積立プラン(新規受付終了)

ANAの旅行積立プランは、国内の旅行積立サービスの中で最高水準の年利3%を誇っていました。しかし、2025年3月31日をもって新規申込みの受付が終了しています。

既存の契約者は引き続き利用可能ですが、これから新たに申し込むことはできません。ANAの終了を受けて、代替手段としてJAL e旅計画や即時還元型サービスを検討する方が増えています。

JTBたびたびバンク

JTBたびたびバンクは、年利1.75%と控えめながら、JTBの豊富な旅行商品に使える点が魅力です。国内旅行から海外旅行まで幅広い選択肢があり、旅行先にこだわりたい人に向いています。

しかし、月額5,000円からと最低積立額が高めに設定されており、少額から始めたい人にはハードルが高いかもしれません。

JCBトラベル旅行積立

JCBトラベル旅行積立は、JCBカード会員向けのサービスです。初回申込みなら最大3%と高還元で、ANA旅行積立が終了した今、還元率では最も魅力的な選択肢となっています(2回目以降は2%)。

ただし、最低積立額が10,000円/月と高めに設定されている点に注意が必要です。また、JCBトラベルで取り扱う30社以上の旅行会社の商品に利用できますが、海外航空券のみの購入には使えないという制約もあります。

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旅行積立のデメリット5つ

旅行積立は高い還元率が魅力ですが、いくつかの重要なデメリットがあります。申し込む前に必ず確認しておきましょう。

1. 積立期間中は資金が拘束される

旅行積立の最大のデメリットは、積立期間中は原則としてお金を引き出せないことです。1年〜5年という期間、そのお金は完全にロックされます。急な出費が必要になっても、旅行積立のお金は使えません。

途中解約は可能ですが、その場合はサービス額(上乗せ分)が受け取れないか、大幅に減額されます。つまり、普通預金に預けているのと変わらない、むしろ損をする可能性すらあるのです。

2. 使い道が限定される

積み立てたお金は、その会社の旅行商品にしか使えません。例えばANA旅行積立で貯めたお金は、ANAの航空券やツアーにしか使えず、JTBのツアーには一切使えません。

また、航空会社のセール価格や、格安旅行サイトの特価には対応できないケースが多いです。結果的に「旅行積立で貯めたから」という理由で、割高なプランを選ばざるを得ない状況になることもあります。

3. 機会損失が発生する

旅行積立に回したお金は、他の投資や貯蓄に使えません。例えば年利3%の旅行積立に100万円を入れると、1年後に103万円の旅行券になります。

しかし、同じ100万円を株式投資や投資信託に回していれば、もっと大きなリターンが得られた可能性もあります。特に近年は株式市場が好調なため、「旅行積立に固定してしまった」という後悔の声も聞かれます。

4. サービス終了・改悪リスク

旅行会社の経営状況によっては、サービスが終了したり、還元率が改悪される可能性があります。実際に過去には、いくつかの旅行積立サービスが終了したり、条件が変更されたケースがあります。

積立期間が長いほど、このリスクは高まります。5年後に「そのサービスがまだ存在しているか」は誰にも分かりません。

5. インフレに弱い

年利3%は魅力的に見えますが、インフレ率がそれを上回れば実質的な価値は目減りします。2024年〜2025年の日本のインフレ率は2〜3%程度で推移しており、旅行積立の還元率とほぼ同程度です。

つまり、「増えた」と思っても、実質的な購買力はほとんど変わっていない可能性があるのです。

即時還元型サービスという新しい選択肢

従来の旅行積立のデメリットを解消する、新しいタイプのサービスが登場しています。それが「即時ポイント還元型」の会員制旅行サービスです。

従来の積立型と即時還元型の違いを比較してみましょう。

項目 従来の旅行積立 即時還元型サービス
還元タイミング 満期時(1〜5年後) 登録時に即時
資金拘束 あり(積立期間中) なし
利用先 各社商品のみ 200万軒以上のホテル等
途中解約 損失あり 自由に退会可能

即時還元型サービスの代表例として、Travel Advantage(MWR Life提供)があります。このサービスは会員登録時に490ポイント(約73,500円相当)が即時付与され、世界200万軒以上のホテルや10万点以上のブランド品購入に使えます。

「1年待って3%」ではなく「登録した瞬間に大きな還元」という点が、従来の旅行積立との最大の違いです。

A happy traveler with a smartphone showing hotel booking app, luxury hotel lobby in background, warm

Travel Advantageの具体的なメリット

Travel Advantageは、アメリカのMWR Life社が2013年に設立した会員制旅行サービスです。全世界で50万人以上のユーザーを持ち、Trustpilotでは4.8という高評価を獲得しています。

このサービスの特徴は「コストコモデル」を採用している点です。コストコが年会費を払うことで卸売価格で商品を購入できるように、Travel Advantageも会員になることで旅行商品を卸売価格で予約できます。

主な特徴を見てみましょう。

特徴 内容
即時ポイント 登録時490P(約73,500円相当)
ホテル 200万軒以上、150%最安値保証
ブランド品 GUCCI、Dior等10万点以上(最大70%OFF)
決済方法 クレジット、仮想通貨(USDT、USDC)対応
サポート 24時間対応

特に注目すべきは、実際の価格比較データです。MWRのセミナー資料によると、以下のような節約実績が報告されています。

旅行先 一般サイト価格 Travel Advantage価格 節約額
モルディブ5泊 ¥446,188 ¥189,151 ¥257,037(58%OFF)
ハワイ5日4泊 ¥312,398 ¥55,000〜 ¥257,398(82%OFF)
バリ5日4泊 ¥144,720 ¥30,000〜 ¥114,720(79%OFF)
ローマ4泊5日 ¥168,463 ¥34,832 ¥133,631(79%OFF)

ポイントを活用すると、さらに割引が適用されます。例えばモルディブ旅行では、1000ポイント使用後の価格が¥189,151となり、Expediaの¥446,188と比較して約58%も安くなっています。

旅行積立 vs 即時還元型、どちらを選ぶべき?

ここまで見てきた情報を踏まえて、どのような人がどのサービスを選ぶべきかを整理しましょう。

選び方の基準を表にまとめます。

タイプ おすすめサービス 理由
JAL愛用者 JAL e旅計画 サービス額5%、スマホで完結
JCBカード保有者 JCBトラベル旅行積立 初回3%還元、30社以上の旅行商品に使える
JTB愛用者 JTBたびたびバンク JTBの豊富な商品に使える
すぐに旅行したい 即時還元型 積立期間なし、即座にお得に予約可能
柔軟性重視 即時還元型 200万軒から選べる、縛りなし
高額旅行を計画中 即時還元型 モルディブ等で数十万円の節約可能

結論として、「特定の航空会社や旅行会社に強いこだわりがある人」は従来の旅行積立、「柔軟に旅行を楽しみたい人」は即時還元型サービスがおすすめです。

特に年に2〜3回以上旅行する人や、家族旅行で費用がかさむ人は、即時還元型サービスのメリットが大きくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. 旅行積立の途中解約はできますか?

途中解約は可能ですが、サービス額(上乗せ分)は受け取れないか大幅に減額されます。各社の規約を確認し、「もしもの時」のリスクを理解した上で申し込むことをおすすめします。急な出費が予想される場合は、即時還元型サービスの方が柔軟性が高いでしょう。

Q. 旅行積立の還元率は確定していますか?

現時点での還元率は各社の規約通りですが、将来的に変更される可能性はあります。特に長期の積立プランを選ぶ場合は、途中で条件が変わるリスクも考慮してください。サービスによっては「申込時の条件を保証する」ものもありますので、事前に確認しましょう。

Q. 即時還元型サービスは本当にお得ですか?

Trustpilot等の第三者評価サイトで高評価を獲得しているサービスもあり、実際に利用者から「Expediaより安く予約できた」という声が多数報告されています。ただし、すべてのホテルで最安値になるわけではありません。150%最安値保証の適用条件を確認し、予約前に他サイトとの比較をおすすめします。

Q. 航空券も安く買えますか?

ホテルは会員価格で大幅割引が期待できますが、航空券については注意が必要です。航空会社のセール価格には会員サービスでも勝てないケースがあります。そのため、「航空券は航空会社のセールで、ホテルは会員サービスで」という使い分けが賢い選択です。

Q. ポイントに有効期限はありますか?

Travel Advantageの場合、ポイントに有効期限はありません。12ヶ月ごとに100%のポイントを使用可能で、急いで使う必要がない点も魅力です。ただし、会員資格を維持している間のみ有効ですので、退会するとポイントは失効します。

まとめ:あなたに合った旅行貯金法を選ぼう

旅行積立は銀行預金より高い還元率が魅力ですが、資金拘束や利用先の制限というデメリットがあります。一方、即時還元型サービスは登録と同時にポイントが付与され、世界中の200万軒以上のホテルで柔軟に使える点が強みです。

この記事のポイントを整理します。

ポイント 内容
旅行積立の最高還元率 JAL e旅計画5%、JCBトラベル初回3%(ANA終了)
旅行積立のデメリット 資金拘束、利用先制限、機会損失
即時還元型の特徴 登録即ポイント付与、200万軒以上で利用可
選び方の基準 旅行頻度、こだわり、柔軟性の重視度

どのサービスを選ぶかは、あなたの旅行スタイルや優先事項によって変わります。この記事を参考に、最適な旅行貯金法を見つけてください。

旅行は人生を豊かにする体験です。賢く節約して、より多くの素敵な旅を楽しみましょう。

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